部屋や店舗ごとのWi-Fi用QRコードを一度に作る
ホテルの客室、オフィスの会議室、チェーン店の各店舗など、ネットワーク名やパスワードが場所ごとに違う環境では、Wi-Fi用QRコードも場所の数だけ必要です。一括作成なら、情報システムの担当者や施設の管理者が持っているネットワークの管理表を貼り付けるだけで、1行に1つずつWi-Fi用QRコードが作成されます。無料で登録は不要、件数の上限もありません。パスワードを含む表のデータはブラウザの外に送られず、作成されるのは有効期限のない静的QRコードです。
入力する列
| 列 | 入力する内容 | 例 |
|---|---|---|
| ネットワーク名(必須) | 端末に表示されるとおりのSSID | Hotel-Guest-301 |
| ネットワークタイプ | WPA、WPA2、WPA3、WEP、またはパスワードなしを表すnone・open・nopass。空欄ならWPA/WPA2/WPA3 | WPA2 |
| パスワード | Wi-Fiのパスワード。パスワードのないネットワークは空欄 | sakura-0301 |
「非表示ネットワーク(ステルスSSID)」の設定は表にありません。SSIDを公開していないネットワークは、「個別作成」に切り替えて1件ずつ作成してください。
Wi-Fi用QRコードをまとめて作る手順
- 管理表を貼り付ける:ExcelやGoogleスプレッドシートから、ネットワーク名・ネットワークタイプ・パスワードの3列をコピーして表に貼り付けます。見出し行も一緒にコピーすれば、列の順番が違っていても名前で照合されます。CSVファイルなら「CSVを読み込む」で取り込めます。「CSVテンプレート」の見出し(ssid、encryption、password)に合わせて記入する方法もあり、「サンプルを入れる」を押せば入力例を確認できます。
- 抜けている行を直す:ネットワーク名が空の行には印が付き、「1行に修正が必要です」のように件数が表示されます。修正するまで、その行はZIPに入りません。
- デザインを決める:ホテルや店舗のロゴを入れ、ブランドカラーと11種類のフレームから好みのものを選びます。ここで決めたデザインがすべてのコードに適用されます。客室の案内カードなら、印刷サイズに合わせて「サイズ」も調整しましょう。
- ファイル名と形式を選ぶ:「ファイル名」を「自動」にすると、ネットワーク名がファイル名になります(例:001-hotel-guest-301.png)。形式はPNG・SVG・JPGから選べます。
- ZIPで保存する:「すべてダウンロード(.zip)」を押せば、全件が1つのZIPファイルにまとまります。
一括作成が役立つ場面
- ホテル・旅館の客室:部屋ごとにSSIDとパスワードを分けている宿なら、客室の数だけのコードを一度に作り、案内カードやデスクのスタンドに置けます。
- オフィスの会議室:会議室ごとのゲスト用ネットワークを、各部屋の入口の表示や机上のプレートに掲示できます。
- チェーン店のゲストWi-Fi:カフェや飲食店の本部が、店舗ごとに異なるネットワークのコードを卓上POP用にまとめて作り、各店へ配布できます。
- コワーキングスペース:フロアや個室ブースごとに分かれたネットワークを、利用案内の冊子にまとめて載せられます。
失敗しないためのポイント
- Excelの自動変換に気をつける:数字だけのパスワードは、先頭の0が消えることがあります。パスワードの列は書式を「文字列」にしてから入力しましょう。SSIDとパスワードは大文字と小文字も区別されます。
- パスワードを変えたら作り直す:静的QRコードは印刷後に書き換えられません。パスワードを変更したときは、表の行を直してもう一度ZIPを作り、掲示物を差し替えます。
- 部屋ごとに接続を試す:印刷前に、少なくとも数部屋分のコードで実際に接続できるか確かめましょう。
- コードの横にネットワーク名を印字する:どの部屋のコードかがスタッフにもひと目でわかり、カメラを使えないお客様には手入力で接続してもらえます。
1つのネットワーク分だけ作るなら、Wi-Fi用QRコード作成ツールをご利用ください。